支部長挨拶-いつもあなたのそばに-


 成年後見制度は2000年に法制化されて以降20年が経過し、超高齢社会の到来も相俟って、今や全国で約22万名の方が利用される重要な社会基盤となりました。法制化を機に後見業務に取組む趣旨で司法書士が設立した「成年後見センター・リーガルサポート」は、社会の要請に応えつつ陣容の充実を図り、大阪支部は現在、約900名の会員を擁しています。

 ご本人が生活する上でまず大切なのは、後見にあたってできる限りご本人の意思をくみ取り、尊重することです。そのため、会員はご本人および身近にいらっしゃる方とコミュニケーションを図り、ご本人の意思に沿った支援をするよう心がけています。

 また、会員は全員が府下の各地域で活躍中の司法書士ですので、法律、各種の公的制度、契約等に関する幅広い知識と豊かな経験、さらに地元におけるネットワークを活かしながら、ご本人の権利を護っています。

 さらに、成年後見人には、ご本人を見守り支援するというほかに財産管理という重要な役割があります。そこで、会員の厳格な執務基準を設けるとともに、研修制度や監督システムを充実することで安心して利用していただけるようにしています。

 一方、現在、府下の各自治体では成年後見制度の利用を促進するため中核機関の設置を進めており、我々も府、各市町村、専門職団体をはじめとする関係先との協調・連携を、これまで以上に強化しています。また、どなたでも利用しやすいものにするため、制度利用への公的助成制度の拡充を働きかけています。

 成年後見制度の利用をお考えの方は、ぜひ気軽にご相談いただければと存じます。


令和3年5月26日
公益社団法人成年後見センター・リーガルサポート大阪支部
支 部 長  岸 川 久 美 子